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【感想】2020年映画化&ドラマ化小説『太陽は動かない/吉田修一』

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gentosha.co.jpから


「鷹野一彦」シリーズ、

『森は知っている』に続いて『太陽は動かない』の感想。

 

面白かった。

 

『森は知っている』から十数年、鷹野は31歳になっています。

年齢的にベテランの域で、田岡という部下もできました。

 

 

水面下で日本と中国が新エネルギー開発の主導権を争う、

というのが本作のストーリーの大筋。

 

鷹野たち産業スパイの仕事は、主導権争いに関わっている企業に彼らが必要とする情報を高値で売ること。

そのために鷹野と田岡は、日中の主導権争いよりもさらに深いところで情報の争奪戦を繰り広げます。

 

スパイ同士の騙し合いが胸アツ。

手に汗握る展開にページをめくる手が止まりません。

 

 

スパイは冷酷です。

使えないと思ったら仲間でも切り捨てるのがスパイ。

でも、鷹野は違います。

部下の田岡が捕らわれたとき、鷹野はすぐに助けに向かいます。

部下思いの鷹野にも胸アツです。